《レーシック情報》最も適した治療方法をまずは探すブログ:13 5 2015
小さい頃、夏休みや冬休みに田舎に帰ると、
祖父はいつもポッキーというおかしをくれました。
仕事の関係で家にいない時には、
ポッキーだけが置いてあることもありました。
わたしは
「なんでいっつもポッキーなんだろう?」
と思いながら食べていました。
一週間ほど前、
仲間の娘におかしを送ってあげることになり、
わたしは家内と一緒に
スーパーのおかし売り場に行きました。
ずいぶん久しぶりに訪れたおかし売り場は、
童心をくすぐられる、なかなか魅惑的な場所でした。
で、いざ、その娘に送ってあげるおかしを選び始めると、
二人とも途方に暮れてしまったのです。
膨大な種類のおかしがあって、
どれを送ってあげたらいいのかがわからないのです。
たまにしか会わない娘が好きなおかしって、
接していない分だけわからないんですよね。
過去の記憶を手繰り寄せながら、
そうしてなんとかかんとか見繕って、
二人して「これで喜んでくれるかな〜?」などと言いつつ
ショッピングを済ませたのでした。
そのおかしの会計を済ませるレジの列に並んでいる時に、
ふと「祖父のポッキー」のことを思い出したのです。
思い出すと同時に、
祖父もがわたし好きなものがわからんかったんだ…
それでも
「これで喜んでくれるかな〜?」って思いながら、
ポッキーを買ってきてくれてたんだ…
あのポッキーは、
祖父の精一杯の愛情表現だったんですね。
積年の疑問が解けると同時に、
あのポッキーがただのおかしではないことに気づいたわたしは、
スーパーのレジで並びながら、
ウルッときてしまいました。